5月30日に大浜海水浴場で書道パフォーマンスを行った佐賀県在住の書道家・山口芳水さん(35)が6月29日、芦辺町の小島神社で同様のイベントを実施した。
同神社へ続く道がもっとも地表に現れる大潮の干潮時を狙って、鳥居周辺に設置した3体の立体オブジェの表面に、壱岐の海岸の美しさからイメージされた「青い」の文字を、青、水色、黒、金の4色の墨、絵具で書くパフォーマンスを披露。筆だけでなく、手も使って、あふれる思いをキャンバスに表現した。
山口さんは「小島神社のこの非現実的とも思える風景には『いつも生きている』という生命力を感じる。アトリエで書いているのとでは開放感がまるで違うし、背後からすごい迫力を感じながら書くことができた」と作品の出来栄えに自信を見せた。
この日の作品も含め、8月29日まで郷ノ浦町床触の長栄寺で開催している個展「青い‐Langage“blue”‐」で展示している(8月1~3日は展示替えのため休み)。展示時間は午前9時から午後5時まで。入場無料。問い合わせは●47‐4747。