地域情報

長岡秀星追悼展が開幕 48点の原画などを展示

一支国博物館の第32回特別企画展「追悼展・長岡秀星」が1日から同館1階テーマ展示室で始まった。27日まで。入場無料。
長岡は長崎市出身のイラストレーター・画家で、戦時中の1945年に父の故郷である壱岐に疎開し、小学2年から高校卒業までを過ごした。壱岐高校3年の時に小学館発行の「中学生の友」の挿絵に送稿し採用されるなど才能を発揮し、武蔵野美術大学に進学。その後、退学してコマーシャルアーティストとして独立した。
1970年に渡米し、73年にカーペンターズのLP「Now&Then」のレコードジャケットを手掛けたことで一躍有名になり、その後、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、ディープ・パーブルなど数多くのレコードジャケット、ゼネラルモーターズなど自動車会社やNASAなど、幅広い分野で活躍。昨年6月23日に78歳で心筋梗塞のため死去した。
追悼展は、株式会社なかはらが所有する131点の原画から46点、壱岐の蔵酒造所有の「壱岐っ娘」ラベルデザイン画2点の計48点の原画と、レコードジャケットなど12点を展示。レコードジャケット、自動車のメカ、女性、砂漠、魚、宇宙の6コーナーに分けて、長岡の魅力を紹介している。壱岐での長岡の原画作品展は2004年、昨年の土木の日に続いて3回目。
同館の河合恭典学芸員は「生前から展覧会を開きたいと計画していたが、ようやく実現した。長岡秀星というとレコードシャケットが主に注目されているが、女性や魚など様々な分野でのイラスト・デザインや、壱岐の青い海から連想した青が基調の作品なども見てもらいたい」と話した。

 

関連記事

  1. 詐欺被害と予兆多発、注意! 県内上半期被害70件
  2. 特養老人ホーム「壱岐のこころ」開所
  3. 中国語コンテスト暗誦部門で7連覇 壱岐高の離島留学生
  4. 前向きな話題が多い1年。2017年十大ニュース
  5. コミュニティバス運行を検討。初山地区まち協設立。
  6. 「ココヤシの唄」上演 劇団「未来座・壱岐」
  7. 「市長・議会に任せる」なら賛成、「任せられない」なら反対の考え方…
  8. 春の風物詩 賑わう瀬戸市

おすすめ記事

  1. 約2千人が詰めかける 結の会バザー祭
  2. 華々しく市総合文化祭 2日間にわたる出演部門ステージ
  3. 船と龍テーマに企画展 国特史指定25周年 原の辻ガイダンス

歴史・自然

PAGE TOP