社説

マラソン参加者の延泊対策を

10月19日に開かれた第7回壱岐ウルトラマラソンは、100㌔スタート前に豪雨と雷というコンディションで、スタート直前まで開催中止も検討されたが、スタート時には雷雲が過ぎたことで、何とか無事に開催することができた。レース中には暴風警報が発令され、雷注意報も出ていたが、大きな事故が起きずに無事に開催できたことは何よりだった。
だが19日から20日夕方にかけて航路が運休したことにより、大半の参加者、帯同者は延泊や旅程変更を余儀なくされた。これは離島の宿命であり、参加者もある程度は覚悟を持って来島したことだろうが、旅程の突然の変更は仕事への影響だけでなく、金銭的にも大きな負担となる。旅行時の航空機、JR、宿泊施設等は早割での予約が一般的になっているが、変更すると正規料金になり、2~3倍の料金になることもある。航路の運休証明があれば航空機、JRの変更無料などの措置があれば良いのだが、なかなか困難だろう。
市としてできる対策としては、延泊した際の食事の確保や観光ツアーだろうか。今回も壱岐島荘の大広間開放、入浴料半額は行われたが、郷ノ浦に宿泊していて湯本までの足の確保は難しかった人も多いだろう。20日は日曜のため休業している飲食店が多く、コンビニは長蛇の列だった。
シャトルで利用したバスを20日も運行して、営業している飲食店への案内や、市内観光地や湯本の温泉まで送迎したりすれば、延泊の1日で壱岐の魅力にさらに触れられる機会が作れたのではないだろうか。
また、20日は原の辻ガイダンスで古代米の「刈り入れ祭」が催されていたが、その情報を知って参加したマラソン出走者はごく僅かだった。このようなイベント情報の提供も、マラソン参加者の満足度を高め、壱岐を再訪しようという気持ちになってくれるはずだ。
たとえアクシデントがあったとしても「壱岐に来て良かった」と思ってもらえるようなおもてなしを今後は考えてもらいたい。

関連記事

  1. どれだけ勉強しているかが判断材料
  2. 人口減少でも生き残れる施策を
  3. 老朽化が不安なORC機。
  4. いきっこ留学はシビアな判断を
  5. 本質を見極める目が必要。
  6. 庁舎建設なら複合施設化を
  7. 社説・国境離島新法は市民提案が不可欠
  8. 市から情報発信ないまち協活動

おすすめ記事

  1. 過去最多31人の新入学生 こころ医療壱岐校第10回入学式
  2. デジタル書道展など 17~19日梅坂ふろしき
  3. 「ラクすく」実証事業 新出光とパートナー協定

歴史・自然

PAGE TOP