© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20136/21

「しまとく通貨」で再来島の仕掛けを。

syasetsu 今、市内のいろいろな店舗で“加盟店のぼり”が立っている、「しまとく通貨(以下、通貨)」をご存知だろうか。旅行など、長崎の離島を訪れる人のみが購入できることから、壱岐市民には馴染みが薄いかも知れない。
通貨は県内複数の“島”市町で共通に使用できる「プレミアム付き商品券」のことで、県内の島地域(対馬市、小値賀町、壱岐市、新上五島町、五島市、佐世保市宇久町)のみで流通し、その島の加盟店で商品やサービスの購入ができるというものだ。1セット6千円分の通貨を5千円で販売し、20%のプレミアムがついてくる。
壱岐市内でも壱岐空港カウンターや郷ノ浦港、芦辺港などのフェリーターミナル、一支国博物館でも販売されており、観光客ら来島者から好評を得ているようだ。
5日に開会した市議会定例会6月会議の行政報告で、白川博一市長は「しまとく通貨は壱岐島内で約3500セット、換金請求額が1993万4千円となっている。しまとく通貨の販売及び利用促進を図るため、大都市圏を中心に情報発信に努める」と話し、島内加盟店は250店舗にも達することから順風満帆のように思われる。
9日に開催された壱岐サイクルフェスティバルは過去最多となる659人が参加した。毎年開催している同実行委員会の尽力によるものだが、しまとく通貨を利用しての宿泊もあったようなので、通貨も一役買ったのかとも思う。
壱岐市の観光事業、特に交流人口拡大策において通貨は魅力的だが、一過性に終わるのではないかと心配している。本来、通貨で観光客らを増やす目的なのだが、その来島者がリピーターになってもらわなければ困るからだ。“おもてなし”の心を持ち、一見さんに再来島してもらい、また加盟店に寄ってもらう。そういう仕掛けが出来ているお店が何軒あるだろう。
通貨は平成28年3月31日まで購入可能としているが、最大発行額36億円に達した時点で事業終了となる。まだ間に合う。各々の加盟店が再来島してくれる仕組みや仕掛けを考え、是非、実践してほしい。この通貨事業が終われば、また今までと同じ「壱岐島」に戻ってしまう。そうならないように願いたい。




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

201812/14

「助けて!」の訓練。壱岐署が防犯教室。

壱岐署はこのほど、郷ノ浦町の壱岐保育園(眞鍋久美子園長)で防犯教室を開き、41人の園児が参加した。 生活安全課・小鉢賢佑係長ら3人が同…

201812/14

協働と情報公開はセット。

6日に成立した改正水道法で水道事業運営の民間委託が促進されることになった。その賛否についてテレビのニュース、ワイドショーで取り沙汰されている…

201812/14

久間総務部長が潔白を答弁。退職願、長期休暇を説明。市議会一般質問

市議会定例会12月会議は10日、一般質問初日が行われ、赤木貴尚議員は10月から市民を騒がせていた不正入札疑惑に関して「長崎県警が市職員を事情…

201812/7

壱岐から最優秀に2人選出。県読書感想文コンクール

県内の小学生を対象にした第47回県読書感想文コンクール(県学校図書館教育研究会など主催)の中学年の部で、小山陽人さん(渡良3年)と寺井くるみ…

201812/7

V長崎戦観戦に無料バスを。

サッカーJリーグのレギュラーシーズンが終了し、Vファーレン長崎はJ1の18チーム中、最下位18位に終わり、J1生活は1年だけで来季からJ2に…

ページ上部へ戻る