壱岐大大神楽奉納が12月20日、芦辺町の住吉神社(松本弘宮司)で行われ、多くの市民や観光客が拝観した。
壱岐神楽は、南北朝時代から伝わる国の重要無形民俗文化財で、神楽舞も奏楽も神職によって伝承されている。
大大神楽は、その中でも最も厳粛なもので、全35曲で構成される。奉納は午後2時過ぎから休憩をはさみ同8時過ぎまで約7時間に及んだ。
奉納後、同神社の松本宮司は参拝客らに「鎌倉幕府の御成敗式目の第一条に、神は人の敬いによって威を増し、人は神の徳によって運を添うという言葉がある。皆様のおかげで御神威が高められたものと思う。来る年がまた良い年でありますようにご祈念申し上げます」と述べ、来場者から拍手が起こった。