日本野鳥の会長崎県支部は今年の県下一斉オシドリ調査の結果を公表した。
同支部は、県民鳥オシドリを広く啓発するとともに環境保全に貢献する目的で、1999年から毎年調査している。
今年は1月14日、壱岐の3か所を含む123か所で調査され、68か所でほぼ前年並みの2045羽の生息(越冬)を確認した。
壱岐での調査は壱岐自然塾(永村春義代表)の会員が市内12か所で実施し、オス256羽、メス82羽の計338羽(前年比249羽減)確認したほか、カルガモやマガモ、ホシハジロなども観察された。
永村代表によると、壱岐での調査日のオシドリのカウント数が近年減ってきているという。壱岐へ渡来している個体数が減っているのか、調査地点以外のため池などへ移行しているのかは不明。今年は調査日にタカ科猛禽類のノスリが多く見られたこともカウント数が減った一つの可能性とも考えられている。