壱岐市の県への要望活動が22日、県庁であり、篠原一生市長が12項目の要望を盛り込んだ要望書を大石知事に手渡した。篠原市長はそのうち▽海業(うみぎょう)への支援▽インバウンド誘客支援▽原子力災害時の広域避難の3点を大石知事に直接説明し、県の支援を求めた。要望活動は毎年実施。篠原市長就任後初の要望活動で、昨年度の10項目に追加する形で海業への支援とインバウンド誘客支援を初めて盛り込んだ。説明後の意見交換で篠原市長は「例年あげているものもあるが、前に進まなければ要望しても意味がなく、まずは小さなところからご一緒にできるところを考えていこうとゼロベースで見直した。特に新規の2つは壱岐市として県と進めたいという案件を、紹介を含めて最初にした」などと強調した。要望活動には小金丸益明市議会議長と鵜瀬和博県議も同席。徳永達也県議会議長にも同様の要望を行った。