女子バスケットボール日本リーグに所属する「日立ハイテククーガーズ」(本拠地・茨城県ひたちなか市)が11~18日、初めて本市で合宿を行い、14日に小学生を対象にしたバスケットボールクリニックを開いた。
来島したのは選手11人を含む21人。クリニックには市内3クラブから約50人が参加し、知花武彦アソシエイトヘッドコーチ(49)と選手がドリブルなど基礎を教えた。
知花コーチは、相手ディフェンスとボールの間に必ず自分の体があるように位置取りする大切さを強調。「(位置取りを)体に叩き込んでください。体育館だけでなく自分の部屋でも、スペースとイマジネーションがあればどこでもできます」と熱く語った。
参加した壱岐ゴールデンオウルズのキャプテン、山内香佳さん(盈科小6年)は「習ったハンドリングなどの基礎はこれからの練習に生かせると思う。選手たちを近くで見てかっこよかった」と話した。
同チームは今期、プレミアリーグ8位となり降格し、来期はフューチャーリーグで戦うことになる。高田静選手(28)=PG=は3年前、前期まで所属していたENEOSサンフラワーズの一員として壱岐合宿を経験したことがある。「ビーチを走るなど自然の中できるのはモチベーションに繋がる。美味しい刺身や焼き魚、壱岐牛が美味しい。子どもたちにもプラスになることができて、バスケ選手としてこういう機会はありがたい。全勝優勝してプレミアリーグに上がりたい」と語った。