市交通安全協会(白川勇一会長)の定時総会が19日、壱岐の島ホールであり、本年度事業計画案など4議案を承認した。
壱岐署の坂瀬俊成署長はあいさつで「交通情勢は県内で5月末までに13人もの尊い命が失われており、5月中には高齢者の死亡事故が相次ぎ発生するなど憂慮すべき状況」とした上で、「市内では6月15日時点8件(暫定)で、昨年同時期に比べ減少しているが、郷ノ浦町内で高齢者運転の車に横断歩行中にはねられる事故が発生している。ダイヤのマークを見たら歩行者の有無を確認するよう周知を図っている」などと述べた。
市内では昨年中、20件(前年比4件増)の人身事故が発生。死者は1人(同1人減)、負傷者は25人(同8人増)。
また、市内の昨年度中の運転免許更新者数(新規含む)は3876人で、そのうち交通安全協会会員に加入したのは65・73%とほぼ前年並みだった。地区別で最も加入率が高かったのは沼津支部で77・15%、次いで那賀76・87%、初山72・79%、渡良70・29%だった。
加入率について白川会長はあいさつで、「加入者の比率は現状を維持しているが、今後は更新者数の減少が考えられる。地域や会合の折に加入の推進をよろしくお願いします」と呼びかけた。
地域情報
今年の人身事故8件 市交通安全協会
