県は先進的な農林業を展開して成果を上げている農林漁業者を表彰する「ながさき農林業大賞」の受賞者を発表。本市からトップファーマーの部の知事賞に農事組合法人勝本が選ばれた。
同法人は水稲、大麦、大豆を中心に飼料作物の受託栽培にも取り組む集落営農法人。水稲は高温耐性品種を中心に、作期を分散して効率的に栽培。地元の酒造会社と連携し焼酎用原料の麦を生産している。
水田での大豆の収量向上安定生産技術として「部分浅耕播種栽培技術」に県内に先駆けて取り組んでいる。水稲、大豆は特別栽培と環境保全型農業に取り組み、肥料・農薬の低減、国際水準GAPを実践している。また、圃場管理システムを導入して540筆の圃場を管理。品目ごとに地図化し、高い労働生産性を実現。作られなくなった集落内の農地集積を進め、遊休農地解消にも取り組んでいる。