市は5日に開会した市議会定例会9月会議に令和7年3月31日に柳田保育所、志原保育所を閉所するためのへき地保育所設置条例の一部を改正する条例案を上程したが、同議会には「へき地保育所の存続を望む会」(頴川加奈江、田中愛妃共同代表)から「へき地保育所の閉園延長に関する請願」(紹介・中田恭一議員)も提出され、8議員が賛同の署名をした。議案、請願は17日の総務文教厚生委員会に付託され審議されるが、最終本会議(25日)の採決で請願への紹介・賛同議員全員(9人)が議案に反対すれば否決され、へき地保育所閉所は一旦白紙に戻されることになる。存続となれば、すでに閉所した初山、沼津、渡良へき地保育所に通っていた児童・保護者や、閉所方針のため柳田・志原への入所を断念していた児童・保護者もいただけに、市民の不公平感が広がることも懸念される。また2へき地保育所を存続させるには年間約3700万円程度の運営経費なども必要で、市財政を圧迫することも考えられる。