県は一般県道渡良浦初瀬線の一部のトンネル工事に着手する。平成27年度から行っている同線道路改良事業の一環で、郷ノ浦町坪触の一部123㍍がトンネルになる。
事業は県が国の交付金を受けて実施。トンネルを含めた坪触工区(2・3㌔)の総事業費は約25億円。トンネルは南側から掘削を始め、令和5年度中の竣工を目指している。供用開始は同6年度以降になる見通し。
この道路はこれまで、道幅が狭く急なカーブで見通しが悪かった。また、平成21年の豪雨災害や令和2年の台風では土砂崩れや倒木で全面通行止めになるなどしていたため、通りやすく災害に強い道路に改良する。
壱岐振興局は本年度、地元向けの現場見学会も開く予定という。