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2167人が走り初め 第29回壱岐の島新春マラソン 田中が大会新 中学女子3㌔

マラソン(2167人が新春の壱岐を駆け抜けた) 第29回壱岐の島新春マラソン大会(同実行委員会主催)が11日、芦辺・ふれあい広場を発着とした特設コースで、2368人のエントリー(島内1975人・島外393人)から2167人が出場。ハーフマラソン、10・5・3・2㌔、1㌔親子ペアの6部門で、それぞれ男女、年齢別に31種目で争われた。スタート時の気温は9・0℃とやや高めだったものの、ゴール方向で逆風となる風速5~6㍍の強風が吹き続けたため、寒さに加えてスタミナ、精神力が求められる厳しい状況。それでも2130人が完走し、爽やかな汗を流した。
強風のため目標タイム到達に苦労する選手が多い中、唯一人、大会新記録をマークしたのが、3㌔中学生女子に出場した県内トップクラスの実力者・田中亜可梨さん(芦辺2年)だった。
昨年11月の県中学駅伝スタート時には緊張で厳しい表情を浮かべていたが、この日は好ライバルであり駅伝チームキャプテンの大久保舞香さん(芦辺3年)と並び「絶対に2人で1、2位を独占しようね」と笑顔で話し合うなどリラックスした様子でレースに臨んだ。
だがスタートが切られると猛然と飛び出して先頭へ。そのまま後続を突き放す一方で、第3回大会(1989年)で目良幸さん(鯨伏中)がマークした10分49秒を8秒短縮する10分41秒。26年ぶりの新記録で独走ゴールした。田中さんのハイペースを追走した大久保さんは最後にバテて3位だった。
マラソン(貫録の走りで大会新をマークした田中さん) 田中さんは「折り返し地点でかなり差があったので、勝てると思いました。大会新は狙っていたので、達成できたのは嬉しかったですが、もう少し記録を伸ばせたかな、という思いもあります」と女王らしい貫録のコメント。3年生となる今年は「全国中学陸上やジュニアオリンピックなどの全国大会で入賞できるように成長したい」と抱負を語った。
田中さんの父・忠明さん(45)と妹・咲蘭さん(田河小4年)は「1㌔小学4年生と保護者」で1位となり、家族で優勝を喜び合った。

マラソン(ハーフ男子39歳以下を圧勝した重田さん)注目の一般男子ハーフマラソン(39歳以下)は、大分・重田一成さん(26=ダイハツ九州~壱岐高出身)が1時間14分19秒で3度目の優勝を果たした。この種目で2年ぶり7度目の優勝を目指した川下和明さん(35=JA壱岐市)に3分以上の差をつけた。
11年には北海道・千歳JAL国際ハーフマラソンに優勝したことがある実力者。「昨年はけがで出場できなかったので、その悔しさを晴らしたかった。川下さんが後半に強いことはよく知っていたので、前半でできるだけ差をつけようと思っていた。折り返し地点で8百メートルほど差が開いていたので、大丈夫だと思いました」。風も計算して「74分前後」という目標設定通りのタイムで、きっちりレースをコントロールした。
一般女子ハーフマラソンは、初出場の埼玉・山口李枝さん(26=フィッツミー)が2位に7分半以上の大差をつける1時間23分02秒で圧勝した。ハーフは男女同時スタートだったが、山口さんのゴールは男子も含めて11番目という驚異的なものとなった。
山口さんは昨年のグアムココハーフマラソン大会3位など海外大会でも活躍している。「思っていた以上のアップダウンがきつくて、タフなコースでしたが、きれいな風景を楽しみながら走りました。沿道で子どもたちからも声をかけてもらって、嬉しかったです」と笑顔でレースを振り返った。
1時間30分33秒で同2位となったのは、壱岐高時代以来4年ぶりの大会出場だった沖縄・白川あゆみさん(名桜大3年)。「懐かしい風景でしたが、壱岐はこんなに寒くて、風が強い場所だったのかと、改めて気がつきました。きつかったです」と苦笑いを浮かべていた。

マラソン(ハーフ女子を制した山口さん)マラソン(4年ぶりに壱岐を疾走した白川さん)マラソン(小学4年と保護者で優勝した田中さん親子)

 

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