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「状況判断は大人が補って」 脳科学者茂木健一郎さんが講演

子どもに関する知識や情報を交換する勉強会「壱岐島こども支援アップデート会」の第2回が1月24日、クロスポート武生水であり、脳科学者の茂木健一郎さんがリモートで講演。オンライン含め市民ら約50人が参加した。
茂木さんは、脳科学の観点から話し、「学童期から思春期は前頭葉が未発達で、自分の置かれた状況判断ができにくく、大人が補う必要がある」とした上で、子どもがスマホやコンピュータを扱うことの是非について、「スマホはスーパーコンピューターで、使わないという選択はありえない。今の時代はAIと人間がどうやって共生していくか考える時で、大いに使うべき。ただし、状況判断が十分にできないので大人が管理する必要がある」とした。
また、個性についても語り「個性は居場所があれば伸びるが、個性によって居場所は違う。子どもたちは自分で居場所を作ることができず、大人が作らなければならない」とし、「個性に合わせた社会があるわけではなく、他の個性とのふれあいを大切にしなければならない」と話した。
講演に続き、壱岐市教育支援教室太陽や育児サークル、社協の代表者によるトークセッションがあり、それぞれの現場で感じたことなど発表。太陽の中上一義さんは、子どもたちが成長につながるきっかけを行事などの体験から得ている様子を話し、「体験を重ねることできっかけに出会う確率は高まり、体験意欲につながる。大人の出番は体験を仕組み、きっかけの視点を子どもと考えること」と述べた。そして、「私たち(太陽)にも届かず、学校にも行けず、家にしか居場所がない子どもに手が届かないというのがジレンマ」とし、フリースクールのようなコースやサテライト会場、オンラインなど、子どもとの繋がりを単線から複線にしたい構想も語った。
また、別の代表者からは保育所に関して「この少子化の中でも希望する保育所に入れない人がいた。働きたいけど(子どもを)預けないと働けない。現状を知ってもらいたい」と現状を訴える意見もあった。

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