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片山触歴史読本。立石さんが発刊。

勝本町片山触在住の立石吉一さんがこのほど、「片山触歴史読本」を発刊した。A4版、24ページ。
「片山の歴史・年表」では、長崎府を廃し長崎県となった明治5年から、その年の壱岐の出来事に加え、判明している範囲の片山触の公民館長、実行組合長、婦人会長、青年会長の氏名を併記。大正時代以降はほぼ1年ごと見やすい表にまとめた貴重な歴史資料となっている。

「片山触あれこれ」では、地勢、産業、組織に加え、気風・気質という項目もあり、昔から農業を生計とし、季節とともに生活してきた片山触の住民は、美風として「勤勉で家業に精励する」「質素倹約をする」「郷土を愛し、団結心が強い」などを挙げる一方、弊風として「時間的観念に乏しい」「小理屈を言うふうがある」「表面的な名誉欲が強い」なども敢えて挙げており、筆者のユーモアと観察力が興味深い。

「伝統行事」は12の行事を紹介。近年は行われていないもの、形を変えているものもあるが、地域の伝統・歴史を知る意味でも、次世代に残す貴重な資料となっている。
また最終章の「片山の将来は」では、少子高齢化・人口減少で限界集落となる懸念が強い中で、立石さんが対策として「福祉と医療の循環型社会の形成にさらに投資を」と提言している。

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