壱岐商業高校の品川未歩さん(情報処理科3年)が、同校で5年ぶりとなる「資格試験6種目1級合格」を達成した。品川さんが合格したのは「珠算・電卓実務検定」「ビジネス文書実務検定」「英語検定」「情報処理検定プログラミング部門」「情報処理検定ビジネス情報部門」「商業経済検定」のいずれも1級。6種目の検定をいずれも1級合格するのは、県内でも毎年20人程度しかいない難関だ。
品川さんは「小学生の頃からパソコンが好きで、情報処理の検定には興味を持っていた。負けず嫌いなので、取れるだけの資格を取ってみようと思って、独学で勉強を続けてきた。全部合格できて安心した」と快挙を振り返った。同校ではソフトボール部の投手として活躍したが、部活動と日常の勉強に忙しい中、深夜まで参考書を片手に資格取得の勉強を続けてきた。卒業後は福岡市の医療関係の専門学校に進学する。「医療情報管理士になるのが目標。この資格はカルテの整理など仕事に活かせるものばかりだし、進学後も取得できる資格はすべて取りたい」と意欲を語った。
品川さんはこの6種目1級合格により卒業式前日の28日に、産業教育振興中央会表彰、全国商業高等学校長協会六種目1級合格表彰、県商業教育研究会ビジネスマイスター長崎ゴールド表彰、東京壱岐雪州会表彰と4つの表彰を受けることが決まっている。