第21回日韓国際交流文化祭(市文化団体協議会主催)が4日、壱岐の島ホールで開かれ、韓国伝統芸能と壱岐芸能のコラボレーションを約300人が楽しんだ。
世界へ向けて韓国の伝統芸術文化を伝える活動をしている国立国楽院やパクギョンラン流嶺南教坊廰踊り保存協会のメンバーと壱岐文化協会会員が、韓国の民族舞踊、宮中舞踊、伝統音楽、壱岐の伝統文化・芸能を交互に披露した。
文化祭は1999年以来交互に本市と韓国を訪問し合い実施しているが、日韓関係の悪化で、今年度の開催が行えるかどうか、壱岐文化団体協議会も直前まで心配していた。
牧本行秀会長は「2月の時点では開催する方向だったが、その後さらに日韓関係悪化が深刻となり、相手からの連絡も途切れて不安が大きかった。だが8月に開催が危ぶまれていた対馬の朝鮮通信使行列に韓国から60人が参加して無事に行われた。うちのイベントは21年の歴史があるので、大丈夫だと信じていたところ、先方から『行っても大丈夫か』と問い合わせがあり、大歓迎ですと答えて開催が決まった。本当にホッとしている」と無事開催を喜んだ。