夏の海水浴シーズンを前に11日、筒城浜ふれあい広場レストハウスで海開きの神事が行われ、行政や観光事業者らが無事故と観光振興を祈念した。
市商工会(久原圭三会長)が主催。神事には市や観光連盟、海上保安署など関係機関から約20人が出席した。
久原会長は「今年も安全で快適な海水浴を楽しめるよう万全の体制で臨んでいる。海開きは単にレジャーの始まりの留まらず、観光産業や地域経済活性化に向けた大切な節目。皆様と観光客が共に喜び笑顔あふれる夏となるよう努力していく」などとあいさつした。
海水浴場は今年も7月19日から8月末まで小水浜、塩樽、辰ノ島、清石浜、筒城浜、大浜、錦浜の7か所で開設される。監視員や遊泳区域を区切るブイなどが設置される。
市は2022年4月、市設置海水浴場の遊泳区域内にモーターボートなどの乗り入れや公衆の安全や衛生を損なう迷惑行為を禁止する条例を施行し、違反者に指導や勧告を行えるようにしたが、市によるとこれまでに該当事案はあっていない。