九州地方環境事務所は11日、壱岐市内で8日に特定外来生物であるツマアカスズメバチ1個体を捕獲したと発表した。
市内では昨年9月に初めて同種の侵入が確認され、その後の調査で11月に巣1個を確認。確認された個体、巣はすべて駆除したが、30年度は前年度に侵入が確認された地点(芦辺町)を重点地域として、市内全域にトラップによる調査を行った。4月24~28日にトラップ400個を設置し、8日に回収した芦辺町箱崎諸津触に設置したトラップから、同種1個体を確認した。10日までに4月に設置したすべてのトラップを回収したが、その後は確認されなかった。
同事務所は現在、トラップ約400個を新たに設置し調査を継続中。また捕獲された個体が女王バチか、働きバチかを調べるため、調査機関で確認を進めている。