財務省は5月23日、貿易統計の原油CIF価格(到着港までの海上運賃などが含まれた価格)4月速報値が、1㌔㍑2万5866円だったことを発表した。
九州郵船が定めた燃油サーチャージ(調整金)の金額表で、同価格は1ゾーン最低価格の4万4574円を下回ったため、8~10月のジェットフォイル(JF)、フェリー料金は5~7月に引き続き、調整金なしの0ゾーンとなる。夏の観光シーズン全般にわたって調整金が掛からないことは、本市の観光にとって大きなプラス材料となりそうだ。
原油CIF価格は今年1月が2万7779円、2月が2万2479円と下落が続いていたが、3月は2万2779円と微増し、4月は2万5千円台まで上昇している。調整金が掛かる1ゾーンまでは余裕があるものの、ガソリン価格の値上げも続いているだけに、今後の価格動向には注意が必要だ。