地域情報

オーガニックで社会課題解決へ 経営者が脱炭素の取り組み視察

美容や野菜、電気工事店など多様な分野で「オーガニック」に関連する事業を展開する経営者12人が12日、本市を訪れ、木造建築で脱炭素に取り組む睦モクヨンビルやマリンハビタット壱岐が芦辺町の竹ノ浦漁港で取り組む藻場再生の現場などを視察した。
企画したのは、オーガニックに携わる事業者にITツールを開発する「まいたけくりえいと株式会社」(福岡市)の前田武丸さん(28)。2年ほど前から観光で訪れて以来、壱岐を気に入り度々訪れていた前田さんが、知人のドイツ法人オーガニックビジネス研究所CEOのレムケなつこさん(43)に視察先に壱岐を推薦したという。
レムケさんらは「オーガニック」を有機農業という枠に留めず、脱炭素をはじめとする持続可能な社会づくりに取り組めるものと捉えている。
視察に訪れた一人で、高知県在住の山本淳平さん(40)は、電気設備工事店で環境経営を担当。レムケさんのスクールでオーガニックについて学んできた。将来的に壱岐でオーガニックに関する研究所の設立を目指している。
山本さんは「壱岐は日本の社会課題の縮図があるように思う。島の環境を劇的に変えるわけではなく、今あるものを持続可能なものにしていきたい」と話した。
竹ノ浦漁港を訪れたレムケさんは「農業の観点からの脱炭素を研究してきたが、海での脱炭素は新しい視点で同じだと感銘を受けた。社会課題の解決に向けて取り組む経営者ばかりでワクワクした」と話した。

関連記事

  1. 串山海岸で開催 辰ノ島フェスタ
  2. 市老人ホームに3姉妹。75年ぶりの同居生活。敬老の日
  3. 八幡っ子がウニ割り体験 漁協が1500個用意
  4. 1.5~3.5万円増額を答申。市三役報酬改定は上程せず。壱岐市特…
  5. 壱岐島移住ガイドブック発行。表紙応募作品はイオンで展示。
  6. 「命つなげたい」 犬猫保護団体が初の譲渡会
  7. 石ころアート制作に140人 片岡朱央講師も発想に感激
  8. 10%お得な商品券 1人10セットまで

おすすめ記事

  1. スペイカー来島、野良猫に手術 県動物殺処分ゼロプロジェクト
  2. 原の辻緊急調査で5基の墓 市文化財保護審議会で報告
  3. 子どもたちの未来にベストな選択を

歴史・自然

PAGE TOP