財団法人自治総合センターの地域防災組織育成事業の一環で、幼年消防用活動資器材(鼓笛隊セット)が筒城保育所(山口寿美枝所長、園児29人)の幼年消防クラブ(4・5歳児13人)への交付が決定し、2日に市消防本部による贈呈式が行われた。同保育所に贈られるのは06年以来13年ぶり。同保育所幼年消防クラブは1986年に結成され、毎月の避難訓練や消防車試乗など、幼児期の火災予防教育を実践している。
贈られたのはスネアドラム6台、木琴7台、カスタネット18個、ハンドベル10個、音響設備一式など。園児は「もらった楽器は大切に使って、楽しい合奏をします」と謝辞を述べ、送られた楽器で早速「大きな栗の木の下で」「きらきら星」の演奏を披露した。
市消防本部の平田則久警防課長は「幼年消防クラブができてから、筒城地区では火遊びによる火災は発生していない。みんなが火遊びはしないと約束してくれているからだ。防災力を付けることは幼い頃からの教育にかかっている」と取り組みを称賛した。