© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20162/23

社説・ウルトラマラソンに万全な準備を

10月2日開催予定の壱岐ウルトラマラソン大会が、実施へ向けて動き出した。大会委員会、実行委員会も正式にスタートした。
海が望める景色、信号がほとんどなく、幹線道路以外は交通量が少ない壱岐島は、陸上ロードレースに向いている。壱岐商高陸上部が全国高校女子駅伝に4年連続出場。それがきっかけに漫画「奈緒子」のモデルとなり、映画化もされた。市民も陸上競技に親しみがあり、小・中学校や地域の駅伝大会も盛り上がりを見せている。
1月の壱岐の島新春マラソン大会に来島した五輪ランナー弘山晴美さんも「島のほとんどの子どもが走っているのではないかと思うほど。こんな大会は見たことがない」と驚いていた。本市には大きな大会を開く下地は整っている。
だが残り8か月で万全な準備をするのは、とてつもなく大変だ。エイドステーションの看護スタッフ・給水所のボランティア確保、トイレやコース誘導・距離表示の整備、小学校運動会の日程調整など課題は山ほどある。プレ大会を開く時間的余裕もない。
特に「暗闇対策」は深刻で、当日の日出は午前6時17分、日没は午後6時5分。照明なしで作業ができる「市民薄明」は午前5時52分、午後6時30分。百㌔は午前5時30分スタート、最終ゴールは午後7時30分で、スタート後、ゴール前とも暗闇になる。ランナーの安全確保はもちろんのことだが、大会をテレビ、陸上雑誌などに取り上げてもらい壱岐をPRしたいと思っても、絵になるスタートとゴールが暗いとインパクトが弱い。
高い旅費とエントリー料金をかけて全国の大会に出場するランナーたちはシビアだ。大会の不備はランナー専門のネットサイトに評判が書き込まれ、翌年の大会出場者は激減する。1~2回の開催で中止に追い込まれた大会も多い。
市、観光連盟スタッフは大会準備に専従させ、旅費の補助や参加費軽減など思い切った予算の使い方をしないと、かえって壱岐の評判を落とす結果になりかねない。

 




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20182/16

「美しい日本語の話し方」、劇団四季の俳優が授業。

本市で公演を行った劇団四季の俳優3人が5日、渡良小学校の4~6年生の児童38人を対象に「美しい日本語の話し方教室」を開いた。講師を務めたのは…

20182/16

もっと繋がる公衆無線LANを。

やや古いデータだが、観光庁が昨年2月に発表した訪日客への調査で、「旅行中に困ったこと」の1位は「施設などのスタッフのコミュニケーション」で3…

20182/16

原子力規制委と意見交換会。「住民は不安」、白川市長ら訴え。  玄海原発3号機16日燃料装填へ。

原子力規制委員会(NRA)の更田(ふけた)豊志委員長(工学者=原子炉安全工学、核燃料工学)と山中伸介委員(工学者=原子力工学、核燃料工学)が…

20182/9

「鬼は外、福は内」。一支国博物館で節分行事。

節分の3日、一支国博物館で「キッズDAY!レッツ節分」が開かれた。昨年に続いて2回目で、児童と保護者120人が参加した。 参加者は節分…

20182/9

一流芸術文化に触れる。劇団四季ミュージカル鑑賞。

劇団四季のファミリーミュージカル「嵐の中の子どもたち」の本公演が4日、市内小学生らを招待した同「こころの劇場」が5日、壱岐の島ホール大ホール…

ページ上部へ戻る