友だち追加

© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20155/23

社説 バスケット界が「改革」の手本

 JBLとbjリーグの分裂で、国際連盟から無期限の資格停止処分を受けた日本のバスケット界が、大きく変わろうとしている。改革を進めるタスクフォースのトップに、サッカーJリーグを創設した川淵三郎チェアマンが就任し、両リーグのねじれを一刀両断。統合へ向けて大きく舵を切った。
 川淵チェアマンは5月13日の日本バスケット協会理事会で新会長に就任。副会長には体操の小野清子さん、バレーボールの三屋裕子さんが就任した。役員トップにバスケットボール関係者が1人もいないという極めて異例な人事となった。
 会見で川淵会長は「処分は五輪予選までに必ず解除される。男女とも五輪を目指して欲しい」と力強く言い放った。バスケットボール界はピンチをチャンスに変えつつある。
 外部からの人材導入は、既得権益を守りたい人たちにとっては迷惑この上ない。「素人に何ができるのか」という批判は当然大きい。川淵会長も「当初は、サッカーしか知らない人間がバスケットのことが判るわけがない、と批判され続けてきた」と言っている。
 だが、しがらみのない人間だからこそ、思い切った改革ができることを、川淵会長は示した。「トップリーグのチームは観客5千人以上が収容できるホームアリーナを持たなければならない」「選手の最低年俸を設定する」などの厳しい条件も、バスケットボール関係者では発想できないことだった。
 これはスポーツ界の話だが、この「改革の手本」は他の業界にも当てはまる。この時期、各種団体などで総会が行われる。そして「改革」を誰もが口にする。だが関係者だけが集まった総会の中でいくら改革を論じても、劇的な変化は起こらない。バスケット界は「資格停止、五輪予選出場危機」という制裁を突きつけられて大胆な改革に動いた。いまの壱岐市の置かれた状況を本当に「存続の危機」と捉えているのなら、各種団体は外部からトップ招へいなど、痛みを伴う改革を目指すべきだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20212/22

改修費抑制へ 茅栽培。一支國研究会。

NPO法人一支國研究会は、原の辻遺跡王都復元公園の復元建物の屋根に使う茅(かや)を栽培し、本年度初めて本格的に収穫した。 同復元公園は…

20212/22

ふるさと納税約3億円。8年ぶりに前年度比減。

本年度の市ふるさと納税の寄附額は10日時点で9525件2億9896万円となり、3月末までに若干の上乗せされ、約3億円になることが判った。この…

20212/22

市独自で幅広い業種へ支援金。1事業者当たり20~30万円。前年同月比売上 20%減など条件。

市は10日、市議会定例会2月会議(17日)に上程する議案を発表した。一般会計補正予算案は、新型コロナウイルス感染症第3波に対応する市緊急経済…

20212/15

コケで癒し空間提供。美容室K`sの松嶋さん。

郷ノ浦町の美容室K`sの松嶋勝弘さん(55)は、店内にコケ類を植えた水槽を飾り、来店客を楽しませている。 新型コロナの感染拡大が始まっ…

ページ上部へ戻る