令和7年市消防出初式が5日、壱岐の島ホールであり、団員ら関係者約5百人が出席。芦辺地区消防団の纏組が「初纏」を披露して一年の防火と安全を祈願した。
安川昭彦団長は訓示で「消防団は市民の安全安心のため、あらゆる災害に対応しなければならない。団員諸君は日頃の訓練で洗練された消防技術と消防精神を発揮し対応しなければならない。出初式にあたり心新たに自覚することを希望する」と述べた。
表彰では永年勤続功労章(勤続25年以上、消防庁長官表彰)の郷ノ浦地区本部、末永和博副団長らに表彰状を伝達、授与した。式後のアトラクションでは市消防音楽隊「ハミングバーズ」が昭和の名曲メドレーなどを披露。最後には4町に分かれて、市中行進や放水演習も行われた。
市内では昨年中、27件(前年比8件減)の火災が発生。原因別では「たき火」が11件で最も多かった。