音楽家の守時タツミが4月30日、一支国博物館でピアノコンサート「景色の見える音楽会」を開き、市民約120人が心癒される音楽に聞き入った。守時の本市でのコンサートは3年ぶり3回目。
守時は日本各地の海や山などその場所でしか聞くことができない音を録音し、その時に目にした風景と感じた思いを曲にした「MOTTAINAI SOUND」づくりに取り組んでいる。
今回のコンサートでは最新アルバム収録曲を中心に、能登「NOTO BLUE」、高野山「奥之院」、南魚沼「八海山」、北海道「SOYA DRIVE」、そして本市で創作した「風そよぐ」など14曲を披露した。
守時は「コロナで昨年、一昨年のコンサートができず、壱岐に来られたのは3年ぶり。再び皆さんにお会いでき嬉しい。今朝は岳ノ辻に行ってきたが、車や人の声が一切なく、ウグイスなど小鳥のさえずりのみが聞こえてくる新鮮で贅沢な時間を過ごさせてもらった。『風そよぐ』はそんな壱岐の風、海、自然の心地良さを表現して創作した。この音楽で少しでも心を癒していただければ嬉しい。来年以降もぜひ壱岐でコンサートを続けていきたい」と再訪を約束した。