勝本町片山触の観光農園「壱岐あじさいパーク」のアジサイが見頃を迎えている。10~11日には「あじさい祭り」が開かれ、園内に出店が並び多くの市民が来場していた。今年は適度に雨が降り、花の開きは上々という。
同パークは、園主の下條秀樹さん(65)が2011年頃から自宅前の約2千坪の敷地に少しずつ植え始めた。21年からは一般にも開放して、昨年からは観光農園としてリニューアル。アジサイも60種類以上の約1万株まで増やされた。
ブルーベリーやオリーブなど季節折々の無農薬で育てた果実の収穫体験(予約制)や木工体験なども行われ、観光客の来場も多いという。
初めて来場した郷ノ浦町の公務員、野口徹さん(33)は「季節を感じます。きれいですね」と話していた。下條さんは「ここはぽつんと一軒家のようで、壱岐にこんなところがあるのってよく言われます。趣味で始めたが、喜んでいただけてよかった」と話した。
アジサイは7月中旬頃まで楽しめそう。入場料は高校生以上3百円、小中学生2百円、6歳以下無料。4~8月以外の期間は島民カード提示で壱岐市民は入場無料。収穫体験や木工体験などの予約、問い合わせは同パーク(☎090‐9727‐0894)。