オリエンタルエアブリッジ(ORC)は11月27日に壱岐空港で、創立60周年記念イベント「ORCに乗って空から地元の魅力を再発見しよう」をテーマに航空教室と遊覧飛行をを行った。同日に五島福江空港、28日に対馬空港でも行われた。
航空教室は事前申し込みのあった13組の親子らが受講。パイロットの林大輔さんはクイズ形式で「長崎県にある空港の数は」(答え・6か所)、「壱岐‐長崎間を運航しているQ200型の最高速度は」(答え・430㌔)、「壱岐‐長崎間片道の燃料消費量は」(答え・300㍑)など、航空機に関する豆知識を教えた。
整備士の高野直歩さんは整備士の仕事の1日をビデオで紹介、キャビンアテンダントの山口麻菜さんは非常時に着用するライフベストの着用体験を指導した。
航空教室後は西山茂樹機長の操縦で28人が遊覧飛行を体験。参加者が通う各小学校や猿岩、イルカパークなどを上空から見学。普段では経験できないような約40分間のフライトを楽しんだ。
松田侑槻さん(石田小3年)は「飛行機に乗るのは初めてで最初は少し怖かったが、空からの風景がとても楽しくて、また乗りたい気持ちになった。石田小もよく見えたし、担任の先生の自動車まではっきりと判った」と興奮気味に話した。
最後は参加者全員で長崎空港に戻る航空機を見送ると、西山機長は参加者の目の前で低空飛行しながら翼を振る「フライ・バイ」で挨拶した。
ORC壱岐支店の市村貴志支店長は「遊覧飛行を行うのは初めてだったが、無事に終えてホッとしている。支えてもらっている島民にお返しをするイベントだったので、上空から壱岐を見ることができ、参加者の喜んでいる姿が見られて本当に良かった。今後も感謝の気持ちを示すイベントを考えていきたい」と話した。