第59回県水産加工振興祭水産製品品評会(県水産加工振興協会主催)の審査結果が11月29日に発表され、若宮水産(芦辺町、坂本晋秀代表取締役)の「有明海産芝エビのビスク」がデザイン部門で知事賞を、「サザエのクラムチャウダー」が調味加工品・魚卵部門で同振興協会長賞を受賞した。
品評会は県内水産加工品の品質向上を図る目的で県水産加工振興協会が主催して毎年開かれており、今年は422点が審査された。
同社は令和元年にも「ブイヤベース」でも知事賞を受賞している。今回受賞した2商品は、全国のスーパーなどで好評だったブイヤベースの第2弾として企画され、ビスクは天然芝エビを丸ごと使い、コク深いスープに。クラムチャウダーは、壱岐をはじめとした本県産天然サザエを使い、クリーミーなボストン風のチャウダーに仕上げた。
ブイヤベース発売の際、バイヤーから1人前商品の要望が多かったことから今回はいずれも1人前(170㌘)にした。
坂本代表(52)は「これからも壱岐の認知度を高める商品を作っていきたい」と話した。
2商品は同社直営店の「壱膳」(芦辺町)で、芝エビのビスクは450円(税込)、サザエのクラムチャウダーは480円(同)で販売中。