郷ノ浦町の半城湾の畔に植えられた約1万9千本のチューリップが4月上旬にかけて満開を迎えた。晴天に恵まれた2日には、多くの市民が訪れ、記念撮影する姿が見られた。
畑は近くに住む農業、牧永護さん(77)所有。毎年、地元住民をはじめとした協力者が丹精込めて育て、サクラと同じ時期に花開き、「桜美崎」として人気スポットになっている。
今年は11月に柳田小児童らと球根を植え、3月中旬から少しずつ開花していた。また、下の段の畑にはキンセンカが約9百本開花し、黄色の花びらが海に映えた。
協力者の一人、同町の小川聖治さん(71)は「今年も多くの市民の方に楽しんでもらえてよかったです」と目を細めた。