社説

世間の常識、壱岐の非常識

syasetsu 先週号で消防操法競技会場での喫煙マナーについて指摘したところ、「まったく同じことを考えていた」という賛同の意見が喫煙者からも寄せられた。壱岐市の喫煙マナーは、他の土地から来た人たちにとっては奇異に映っていることを、ぜひ認識してもらいたい。
自動車から吸殻をポイ捨てする姿をよく見かける。これ自体とんでもないマナー違反ではあるが、先日「壱岐市」とステッカーが貼られた車からのポイ捨てを目撃した。国体へ向けて、そして観光立市へと、市はクリーンアップ作戦に取り組んでいる最中であり、住民はもとより観光客に対しても「ポイ捨て禁止」を強く求めていく姿勢が求められている。それなのに、市の看板を背負っている車からのポイ捨ては、この上ない恥さらしな行為だ。市の徹底的な調査と猛省を促したい。
自家用車なら良くて、商用車はダメ、ということではないが、都会では会社名が入った自動車がマナー違反行為を行ったら、すぐにその会社に通報が行く。最近は、スホマで証拠写真付きで通報されるケースもあり、言い逃れはできない。交通マナー遵守は企業の重要なコンプライアンスとなっている。
漁業者が吸殻を海に捨てるケースもよく見かける。壱岐の最大の魅力でもあり、様々な恵みを享受する海に対して、「恩を仇で返すような行為だ」と怒っていた若い漁業者がいたが、大先輩たちのマナー違反に対して苦言を呈することはなかなか難しいようだ。
タバコは嗜好品であるし、大きな税収にもなっている。健康への影響はあるものの、喫煙自体は後ろめたい行為ではない。そして大多数の人たちは、きちんとマナーを守って喫煙をしている。ほんの一部の人たちのマナー違反が、喫煙者全員をダークなイメージに陥らせているのだ。
市は、日本たばこ産業株式会社、農協・漁協など各団体と協力して、携帯灰皿を配布するなど、国体へ向けてさらに力強く、マナーアップ運動に取り組んでいくべきではないだろうか。

関連記事

  1. もったいない渋谷の物産展。
  2. 意味不明な庁舎建設アンケート
  3. 社説・ウルトラマラソンに万全な準備を
  4. 「開かれた議会へひと工夫を」
  5. 薬膳カレーと独自商品の開発
  6. 健康長寿日本一の島に。
  7. クルーズ客船と神社仏閣
  8. 社説・記事が人生の糧になることも

おすすめ記事

  1. ジャンボサイコロ大会 柳田保育所児童も参加
  2. 昔の農機具で脱穀体験 古代米づくり収穫祭
  3. 日本最古イエネコ骨、線刻文字土器 「カラカミ遺跡の全貌展」で展示 1月9日まで 一支国博物館

歴史・自然

PAGE TOP