文化・芸術

高精細複製の南蛮屏風 一支国博物館で展示

一支国博物館1階エントランスホールで12月14日まで、永見徳太郎旧蔵「南蛮屏風(高精細複製)」の展示会が行われている。3日までは左隻の展示だったが、4~14日は右隻が展示されている。
高精細複製は、キヤノン株式会社と京都文化協会が2007年から共同で推進している「綴(つづり)プロジェクト」により、海外に渡った作品や国宝として大切に保管されている作品をキヤノンのイメージング技術と京都伝統工芸の匠の技との融合により、オリジナルの文化財を忠実に再現した。
これまで60点以上が制作されており、このうち「南蛮屏風」が今年3月に長崎歴史文化博物館に寄贈された。同館では多くの県民に間近で鑑賞してもらうため移動展示会を定期的に開催しており、今回が初の壱岐での開催となった。
南蛮屏風は16世紀後半から17世紀前半にポルトガルをはじめとするヨーロッパから来航した異国の人々や文化を描いた作品で、長崎の南蛮屏風コレクターの永見氏の愛蔵品だったが、1934年に手放し、現在はクリーブランドの美術館に所蔵されている。
展示スペースの都合で左右隻で展示替えをしているが、最終日の14日は3階体験交流室で左隻も展示。同日はミニ南蛮屏風づくりのワークショップを午前10時、午後1時の2回開催する(参加料200円、先着50人)。

関連記事

  1. 「猫のダヤンとアベコベアの月」展 9月10日まで一支国博物館で開…
  2. 串山ミルメ浦遺跡 元は海 原の辻ガイダンス発掘速報展
  3. 光の芸術家ゆるかわふう作品展 一支国博物館で6月30日まで開催 …
  4. 「大錯覚展」が博物館で開幕 目と大脳の不思議を体感
  5. 松永安左エ門生誕150周年記念展 ながさきピース文化祭が開幕
  6. 文科大臣賞に横山さん(郷中3年) JA全中 作文・図画コンクー…
  7. 力作ずらり 4年ぶりに作品展
  8. 初纏で防火祈願  ―消防出初式―

おすすめ記事

  1. 「歩こーで!」壱岐市が2連覇 企業団体はイチヤマが優勝
  2. 4百人が収穫の秋楽しむ 王都米づくり収穫祭
  3. 高精細複製の南蛮屏風 一支国博物館で展示

歴史・自然

PAGE TOP