県は宿泊施設で質の高いサービスを提供して長崎の魅力を発信する人材を認定する「長崎コンシェルジュ」に新たに16人を認定。本市から郷ノ浦町の「ビューホテル壱岐」の接客サービス係、熊谷嘉美さん(50)と大野こころさん(20)が認定階級の一つ、「ブロンズ」に認定された。有効期間は3年で、認定されると最新の観光情報を得られたり、コンシェルジュ同士の情報交換会や講習会に参加できるなどの特典がある。
認定に先立ち面接や技能、知識、観光案内の手法を検査する試験があり、点数によってゴールド、シルバー、ブロンズの3等級に分類される。今年は全体でシルバー4人、ブロンズ12人が認定された。昨年は勝本町の平山旅館に務める男性2人がブロンズに認定されている。
熊谷さんと大野さんは試験に臨むにあたって、改めて壱岐の観光地を見学したり、パンフレットなどを見たりして、壱岐の観光について学びなおしたという。
熊谷さんは「改めて壱岐のことを知ることができ、勉強になりました。より一層勉強してお客様に喜んでいただけるよう励みたい」、大野さんは「パンフレットやホームページで調べたが、自分の言葉で伝えることが難しかった。授与式でシルバー認定の方と話したが、言葉遣いなど凄くて参考になった。お客様の立場に立って接客することが身に付いたと思う」とそれぞれ話した。