本年度県献血推進CMコンテストの入賞作品が発表され、壱岐高校放送部が制作した「生命線」が音声部門で応募5校の中から最優秀賞に選ばれた。
同コンテストは若年層の献血への理解と協力を促すため、県が県内の高校放送部を対象に動画と音声の2部門で作品を募集していた。
「生命線」を制作したのは同部の柴田嘉那子さん(1年)と山口紗奈さん(同)。献血は自分に関係ないと思っていた主人公の女子高生が、血液の病気で輸血が必要となった友人を見たことをきっかけに献血の大切さに気付くストーリー。12月から制作に取り掛かり、筋書、録音、編集を2人でこなした。
作品の規定は1分以内。伝えたいことを正確に表現し、わかりやすくすることに気を付け、57秒間にまとめた。
17日、同校で表彰式があり、後藤尚壱岐保健所長から表彰状が贈られた。柴田さんは「伝わるかなと心配したけど、賞が獲れてうれしい」、山口さんは「驚きました。伝えたかったことが伝わったと思う」と語った。
最優秀作品は令和3年度の啓発活動に活用される。