劇団一支国座のメンバーで昨年10月に結成した「劇団未来座・壱岐」(土肥正史座長)の旗揚げ公演、創作朗読劇「それからの百合若と赤鬼」(作・演出=蓮華)が17日、一支国博物館で上演された。
昔、壱岐が「鬼が島」と呼ばれていた時代の民話から創作した劇を、小学生から70歳代までの多彩な団員11人が演じた。
総合マネジメントを担当した堀川千代子さんは「博物館を拠点に、壱岐に伝わる伝説などを掘り起こし、劇化していくことに取り組んでいる。演技部の7人は劇団東俳にタレント登録で所属させてもらったので、幅広くテレビ、舞台で活動することで壱岐を宣伝し、島民、子どもたちに夢を持ってもらいたい」などと来場者に報告した。
座長の土肥さんは「多くの人に見てもらえて、素晴らしい門出となった。今後は公民館などへの出前公演を行ったり、島外の人に見て頂き、もう一度壱岐に来たいと思ってもらえるようにしたい」と今後の抱負を語った。次回公演は5月に予定している。