第43回交通安全子供自転車長崎県大会が7月24日、長崎市の県立総合体育館で開かれ、壱岐地区代表として37年連続出場した初山小学校が、団体戦出場22チーム中、準優勝を果たした。同校は7人のメンバーから市山煌太キャプテン(6年)、山内琉空(6年)、長嶋芭奈(5年)、冨永愛斗(5年)の4人が出場。学科(600点満点)は冨永が590点を獲得したのをはじめ、4人とも570点以上の高得点を獲得。実技(600点満点)も6年生2人が565点の高得点で、総合4499点(学科2320点、実技2179点)で2位となった。優勝は大村中央で4515点(学科2260点、実技2255点)で、初山はわずか16点及ばず、平成24年以来5度目の優勝を逃した。個人戦では山内が1145点で5位、市山も同得点で6位(実技・安全部門の得点優先)入賞を果たし、冨永も550点で7位に入った。
市山キャプテンは「準優勝というのは嬉しいが、1位とは16点という小差だったので悔しさもある。学科、安全実技は全体に良かったが、技能でいくつかミスがあった。個人では昨年の17位から6位入賞まで順位が上がったので良かった」と笑顔を見せた。個人戦5位入賞の山内は「ピン(ジグザク走行)で足を着いてしまい、板でも落下があって、練習のようにはうまくできなかった。それでもチームの準優勝に貢献できたので安心した。チームワークの良さがこの結果につながった」。山内は全国小学生陸上の4×百㍍リレーのメンバーとして大会を控えており「この経験を陸上で活かしたい」と話した。5年生ながら個人戦7位の冨永は「学科で590点取れたのが嬉しかった。来年の大会に向けて実技をさらに練習して、来年こそ優勝したい」と雪辱を誓った。
リザーブ選手を務めた大久保結貴(6年)、鋸﨑芽吹(6年)、橋川綾弓(6年)とともに7人は26日、結果報告のため壱岐警察署を訪れ、横山信也署長に「交通指導員の先生方のご指導と、皆様の協力で準優勝することができました」と報告。横山署長は7人に記念品(文具セット)を贈り、好成績を讃えた。