原の辻一支国王都復元公園「王都米づくり」の刈り入れ祭が11日、原の辻ガイダンス前の圃場で行われ、主催する一支國研究会のメンバー、壱岐高校の離島留学生、小中学校のいきっこ留学生とそのしま親ら約50人が参加した。
参加者は約6㌃の田圃に実った古代米の緑米を、貫頭衣を着て、弥生人が使用していた石包丁で1本ずつ丁寧に穂首刈りで収穫。鋸鎌で稲刈りを行い、掛け干しした。収穫後は古代米で作ったちまきが振舞われた。作業中やちまきの試食中はオカリナやギター奏者による演奏も行われた。
一支國研究会の伊佐藤由紀子理事長は「夏の高温と日照時間の多さが影響して、米粒がやや小さいが、これは全国的なことで仕方がない。アイガモたちが頑張って害虫や雑草を食べてくれて、無事に稲刈りを迎えることができた。天気も最高だったし、サポーターの皆さんの専門的な指導で、無事にケガなく収穫できたことが何よりだった。原の辻遺跡は国特別史跡に指定されて25周年を迎えた。これからも弥生文化に触れる幅広い活動を続けていきたい」と話した。
王都米づくり体験は今後、11月22日に秋の収穫祭、12月27日にもみもみ体験(餅づくり)、来年2月7日にアイガモの恵みに感謝する鴨鍋祭りなどが予定されている。
歴史・自然
原の辻王都米刈り入れ祭 子どもたちが石包丁で収穫
























