地域情報

壱岐焼酎飲み比べも。森の図書室壱岐島店オープン。

郷ノ浦町東触に10月31日、飲食しながら本が読める「森の図書室壱岐島店」がオープンした。

建物は木造2階建て。室内は木材を基調にした空間が広がり、1階のカフェスペース(50平方㍍)には約1万冊の小説や雑誌、漫画などが並ぶ。1階にはそのほか、カウンターを備えたキッチンやドリンクバーのスペースがある。2階には1~3人で利用できる個室もある。

オーナーは、東京・渋谷で2014年に「森の図書室」を開いた森俊介さん(36)。壱岐に移住して3年半が経った。壱岐島店への思いは、移住前に訪れた4年前に感じたことがきっかけだった。夕方の船に乗る予定だったが、昼食の後、2~3時間過ごせたり、雨の日に観光客が行く場所があればと感じたという。

多い時には4か月で220冊を読んだこともある本が好きな森さん。「壱岐には書店が2店で、図書館には本が少ない。もっと本との接点をつくりたいと思いました」と話す。家でも職場でもない一人で過ごせる第3の場所「サードプレイス」を提供したい思いもあった。

設立にあたり、クラウドファンディングにも取り組んだが、180人から目標額200万円を超える271万円が集まった。森さんによると、島民の賛同者も多かったという。また、「壱岐は麦焼酎発祥の地だが、種類が多くて、どれがおすすめかわからなかった。飲み比べるところがあれば」とも思い、ソフトドリンクのほか、壱岐焼酎も提供。飲み比べができる。現在は約20銘柄ほどだが、いずれはほぼ全ての銘柄を揃える予定だ。

営業時間は午前11時~午後11時。料金は▽本読み放題・ソフトドリンク飲み放題・フリーWi-Fi…3時間1200円(税別)▽本読み放題・焼酎、ハイボール飲み放題・フリーWi-Fi…2時間2200円(税別)で、島民カード提示、ライン登録で各100円引きとなる。

関連記事

  1. 市消防本部の本田隊員が参加 岳の辻山頂で防災航空隊訓練
  2. アイガモを放鳥。豊作願うさなぶりの祭り。
  3. タイワンリスの被害拡大。光ケーブル切断相次ぐ。昨年は1万6300…
  4. 秋空にサクラ開花。市内各所で狂い咲き。
  5. アンパンマンに大歓声。JA壱岐市がショー開催。
  6. スペイカー来島、野良猫に手術 県動物殺処分ゼロプロジェクト
  7. 「努力次第で防げるものも」 辰ノ島でボランツーリズム
  8. 長岡秀星追悼展が開幕 48点の原画などを展示

おすすめ記事

  1. 壱岐大大神楽勇壮に 住吉神社で奉納
  2. 最長23・7㌔完歩 霞翠小伝統の「ごみゲッツ」
  3. 市長らの給料減額案は否決 公金私的流用に「厳しい再発防止策を」

歴史・自然

PAGE TOP