地域情報

壱岐初の朝食漁師レストラン「かもめの朝ごはん」開店。

壱岐で初めての漁師レストラン「かもめの朝ごはん」が16日、郷ノ浦漁協セリ市場に隣接した一角で開店した。運営は壱岐美食企画(永村義美代表)。有人国境離島法による市雇用拡充事業を活用し、水産加工場を50席のレストランに改修した。

同日行われた開店記念式典で永村代表は「朝食レストランを開くのは長年の夢だった。35年間、漁業者をしてきたが、壱岐の沿岸漁業の衰退は深刻な状況に陥っている。いろいろな理由はあると思うが、水産物の消費者離れも一因だと思っている。それを解消するためには、壱岐の魚介類を食べてもらうことが必要。壱岐には朝食を食べられる店がないので、市場と連携して新鮮な魚介類を提供することで、壱岐の漁業に貢献したい」と話した。

式典に出席した白川博一市長は「滞在型観光のコンテンツとして『朝食』が重要であることは、これまでの各種会議でもテーマになっていた。ようやく壱岐ならではの朝食レストランがオープンしてくれた。旅館と連携して観光客と水産業を結びつけるだけでなく、地元の人にも利用してもらうことが大事だ。有人国境離島法の設立に尽力した谷川弥一衆院議員に、胸を張って報告できる」と開店を喜んだ。

営業時間は午前6時から午後2時。3月末まではキャンペーン期間で、バイキング形式は700円で、その日揚がった魚のフライ、煮漬け、空揚げ、天ぷら、サラダなど約10種類が食べ放題となる。別注文の刺身は1皿300円、海鮮丼セットは1500円から来客者の希望に応じて提供する。

関連記事

  1. クロマツ250本植樹 八幡小緑の少年団
  2. 「ミライon図書館」大村市に5日開館。
  3. KDDI「しまものラボ」、離島産品の発信サポート。
  4. 5~7月燃油調整金加算へ。高速船博多往復360円増。燃油価格高騰…
  5. 新顔イルカ3頭が仲間入り 今年度中にさらに3頭増頭 イルカパーク…
  6. 地域おこし協力隊・松本浩志さんが観光連盟事務局長就任
  7. 壱岐高ヒューマンハート部でSクラブ入会式
  8. 壱岐空港開港50周年 イベントに650人参加

おすすめ記事

  1. 「蛇」にまつわる名所を観光 一支國研究会がバスツアー
  2. 昭和30年代の地図を手作り 賑いの様子を後世に、勝本町の鳥巣さん
  3. 「思い出よみがえった」 壱岐高煌雪祭で甲子園写真展

歴史・自然

PAGE TOP