福岡国税局主催の本年度酒類鑑評会の結果が6日に公表され、本格焼酎の部で、株式会社壱岐の華の長期貯蔵酒「初代嘉助」が金賞を受賞した。本格焼酎の部には福岡、佐賀、長崎3県の38製造場から115点の出品があっていた。
初代嘉助は審査の結果「原料特性が豊かで芳醇な熟成香が感じられ、滑らかな濃醇な味わいがある」と評価された。明治33年創業の同社は今年120周年を迎え、長田浩義代表取締役(60)は「創業者の名前を冠した初代嘉助での受賞で格別の喜びです」とした上で「コロナ禍による飲酒需要の減退など酒類業界には厳しい状況下だが、この受賞を励みにして品質の向上、販売促進に向け精進努力する所存です」とした。