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201811/9

中原康壽副市長が辞任。異常事態続く壱岐市、久間総務部長は長期休暇。

壱岐市は2日、中原康壽副市長(67)が10月31日付けで辞任したことを発表した。白川博一市長が非公開の市議会全員協議会で市議に報告した。辞職理由は「一身上の都合」としており、同協議会でも詳細な理由についての説明はなかった。市では10月15日から久間博喜総務部長が長期休暇を取っており、市長の職務代理者でもある副市長、事務方のトップである総務部長とも不在となり、事務取扱を原田憲一郎市民部長が代行するという異常事態に陥っている。議会の同意が必要な副市長の選任は、12月4日に開会する市議会定例会12月会議で議案を上程する予定となっている。

市議会全員協議会で中原副市長の辞任を報告した白川市長は、報道陣の取材に対して「一身上の都合で辞任したことを報告した。それだけだ」と辞任理由については一切語らなかった。小金丸益明議長は協議会の内容について「中原副市長から10月27日に辞表が提出され、市長は10月31日付けで受理したと報告があった。辞任の理由は説明がなかった。副市長の選任は市議会本会議への上程、同意が必要だが、辞職・解職は市長の専権事項であり、辞任自体については議会からは何も申し上げることはなかった」と話した。一方で、副市長が急きょ辞任し、総務部長も不在が続いている状況に関しては「まさに異常事態だと認識している。早急に事態を改善するように要請した。副市長の選任は12月会議に行うとの回答があった。12月会議では市長の任命責任、管理監督責任を追及する声が、議員からは当然出てくるだろう」と説明した。全員協議会に引き続いて行われた議会運営委員会では、12月会議を4日再開、18日散会の15日間の日程とすることを決めた。当初は市長の海外出張などがあったため12月中旬に再開する予定だったが、海外出張は急きょ取り止めて、前倒しで開くことになった。

中原元副市長は勝本町出身。1969年壱岐商業高校卒業後、70年に当時の勝本町事務吏員として入庁。町建設課長を経て、2004年の合併に伴い市勝本支所建設課長、市農村経済部農村整備課長、市建設部長、市建設担当理事兼勝本支所長などを歴任。11年に定年退職し、アジアエンヂニアリングに勤務。12年5月15日に2期目を迎えた白川市長の右腕として副市長に選任され、16年5月13日に再任。副市長として2期目の途中だった。

中原元副市長は辞任前の10月26日に壱岐新聞の取材に対して「建築工事の入札に関して、市職員が捜査機関から事情を聴かれていることは確かだ。その職員からは辞表が提出されているが、関与が明確になっていないため、受理はしていない」と、昨年10月に行われた建築工事一般競争入札などに関して、市職員が不正に関与している疑義を持たれていることを認めていたが、市建設工事等指名審査委員会の委員長を務める自身の関与や責任については言及しなかった。久間総務部長の休暇理由について中上良二総務課長は「体調不良により有給休暇を消化している。期限は聞いていない。診断書は提出されていない」と話した。

本市では10月11日に、建設会社を営む割石賢明さんが7年半にわたって務めてきた市消防団長を任期途中で急きょ辞任。同12日まで通常通りの業務を行っていた久間総務部長が、13日土曜以降は出勤せずに15日から体調不良を理由に長期休暇。20日の壱岐ウルトラマラソンではゴール前で1日中、選手の誘導を行うなど熱心に走り回っていた中原副市長が急きょ辞任するなど、異変が相次いでいる。




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