友だち追加

© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20139/27

滞在型観光もコンセプトが大事

syasetsu 地域づくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的に開催された、平成24年度地域づくり総務大臣表彰で大賞に輝いた長崎県小値賀町。武家屋敷や港を望む漁師町の古民家を改築した「古民家スティ」が評価されたものだ。
古民家スティは滞在型観光を楽しむための施設で、古民家に長期滞在し、地元の人々との交流をベースに、滞在者が楽しめる体験プログラムの充実を図るなど、リピーターとしての期待も出来ることから、全国の自治体で力を入れている。
11日、一支国博物館で、梶浦秀樹さん(株式会社庵代表取締役)の講演があった。小値賀町「古民家スティ」のプロデュースをした人物だ。同社は快適にしつらえた京都家(貸家)への滞在体験サービス「京都家スティ事業」や日本の伝統文化の体験プログラム「文化研修事業」などを行っている。
講演の中で「“暮らすように旅をする”とは、暮らすことで地域コミュニティが生まれるということだ」と話した。
「京都家スティ事業」では古民家の良さを残したまま、ソファーを置いたり、床暖房を設置し、特に洗面台や浴槽は大人の女性が満足出来る、上質なリフォームを心がけて作られている。滞在中は京都でしか味わえないものをいかに旅人に味わってもらうのか。地産地消による食事では、地元ならではの調理方法、一番美味しい時に料理を出すタイミングにも気を遣うなど、まさに「おもてなし」である。
また、ただ暮らすだけではなく、毎日が楽しく過ごせるように、京都の伝統工芸を体験させるプログラムを多数用意。京都市がパリ市(フランス)と姉妹都市ということもあり、滞在者の6割が欧米人で10日くらいは宿泊してもらっているという。
梶浦さんは観光のポイントとして「どんなお客さんに来て頂くか」によって、おもてなしや思いやりの手段が異なるといい、同社では「国内個人」「国内富裕層」「海外富裕層」に絞って事業展開している。
「暮らすことで地域コミュニティを生む」滞在型観光は、まだ壱岐では確立されていないが、どういうコンセプトで、どういう人たちに来島してもらいたいのか。まずはそこから考えないといけない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20212/22

改修費抑制へ 茅栽培。一支國研究会。

NPO法人一支國研究会は、原の辻遺跡王都復元公園の復元建物の屋根に使う茅(かや)を栽培し、本年度初めて本格的に収穫した。 同復元公園は…

20212/22

ふるさと納税約3億円。8年ぶりに前年度比減。

本年度の市ふるさと納税の寄附額は10日時点で9525件2億9896万円となり、3月末までに若干の上乗せされ、約3億円になることが判った。この…

20212/22

市独自で幅広い業種へ支援金。1事業者当たり20~30万円。前年同月比売上 20%減など条件。

市は10日、市議会定例会2月会議(17日)に上程する議案を発表した。一般会計補正予算案は、新型コロナウイルス感染症第3波に対応する市緊急経済…

20212/15

コケで癒し空間提供。美容室K`sの松嶋さん。

郷ノ浦町の美容室K`sの松嶋勝弘さん(55)は、店内にコケ類を植えた水槽を飾り、来店客を楽しませている。 新型コロナの感染拡大が始まっ…

ページ上部へ戻る