© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20158/25

社説・ハウステンボスに見習うこと

佐世保市のハウステンボスが好調な業績を続けている。2015年9月期第2四半期時点の入場者は前年比6・7%増の160万2千人。経常利益は8・7%増の50億7700万円。9月期通期では、入場者数10%増の307万人、宿泊者数10%増の33万5千人を目標に設定し、取扱高は15%増の301億円、営業利益は30%増の95億円、経常利益は初となる100億円(20%増)を目指している。夏休みに入りさらに入場者数は増加しており、目標達成は濃厚な状況だ。
03年に会社更生法の適用、再建計画提出後も不振が続いていたハウステンボスが大きく生まれ変わったのは、10年にHISが支援に乗り出してからだった。その後は大規模なイルミネーションやガーデニングをはじめ、漫画「ONE PIECE」やAKB48とのコラボ、AR(仮想現実)技術や3Dマッピングなど先端技術を活用したアトラクション、和牛能力共進会開催や歌劇団学院の開校など幅広い分野の企画を「これでもか」と出し続け、「ハウステンボスへ行けば何かがある」と観光客に思わせることに成功した。
今年もスタッフの大半がロボットの「変なホテル」、初めての天然温浴施設「ハウステンボス天然温泉やすらぎの館」、ヘルスケアリゾート「健康と美の王国」などを続々とオープンさせ、さらに大手電力会社の送電網を使わず太陽光と風力で賄う新型発電システムで電力を完全自給する実証実験を始めた。
民間と自治体とを一概に比べることはできないが、この発想の自由さとスピード感を、壱岐市の改革にもぜひ取り入れてもらいたい。本市では今年、観光振興計画策定、景観条例施行を行い、現在は人口減少対策、まち・ひと・しごと創生総合戦略、第2次総合計画に取り組んでいるが、委員からはハウステンボスのような斬新なアイデアは出されていないし、スピード感もまったく感じられない。金銭的な負担はあったとしても、民間の頭脳と行動力をもっと取り入れていくべきではないだろうか。

 




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20198/9

スポーツの猛暑対策を。

全国的に猛烈な暑さに襲われている。7月31日は全国2百地点以上で35℃以上の猛暑日となった。本市の最高気温は石田測候所33・0度、芦辺測候所…

20198/9

LED3千個で白沙八幡神社をライトアップ。大大神楽とのジョイントイベント「かみあかりの夜」。

市は3日、石田・筒城浜ふれあい広場野外ステージで開かれた第23回壱岐大大神楽公演に合わせて、隣接する白沙八幡神社でライトアップイベント「神々…

20198/2

山本二三さんがアニメーション制作実演。一支国博物館特別講座

一支国博物館で開催中の「山本二三展」に合わせて、7月21日に特別講座「アニメーション美術監督・山本二三による制作実演」が同館で開かれ、約30…

20198/2

大型店、続々出店のリスク。

経済産業省はこのほど、今年5月に申請された大規模小売店舗立地法に伴う新設届け出を発表し、本市では郷ノ浦町柳田触に建設中の「ドラッグコスモス壱…

20198/2

冨永愛斗が個人総合優勝。初山小は団体戦4位。交通安全子供自転車県大会

第44回交通安全子供自転車長崎県大会が7月23日、長崎市の県立総合体育館で開かれ、壱岐地区代表として38年連続出場した初山小学校が、団体戦出…

ページ上部へ戻る