地域情報

渡良小で校舎・体育館移転式典 旧渡良中を改修し有効活用

渡良小学校(中上一義校長、75人)は4月24日、校舎・体育館移転式典を開催した。
同小は4月から、耐震改修・補修工事が施された隣接する旧渡良中学校に校舎を移転。今年度最初の授業参観日に合わせて、保護者、地域住民らに施設、授業の様子を披露した。
建物の広さはほぼ変わらないものの、旧小学校校舎では使用していなかった教室が多かったため、1教室当たりの広さは大幅に拡大。体育館は約2倍の広さになり、バスケット・バレーボールのコート2面が楽に確保できる。パソコン室、音楽室、図工室なども広いスペースを存分に活用。図書室もふるさと渡良会などからの寄付で蔵書の充実、貸出電子システムの導入などが図られている。
中上校長は「何よりも太陽が差し込んで、すべての教室が明るくなったことが大きな違い。ガラス窓を大きく取り、玄関もガラス張り。外壁も塗り直して、学校全体が明るくなったことで、子どもたちの明るさもさらに増した気がする」と渡良小のキャッチフレーズである「一心三気(心、やる気、元気、根気)」にますます磨きがかかることを期待。
また「3月29日の引っ越し作業には年度末の忙しい時に170人もの保護者、地元住民が協力してくれて、感謝の涙を流した」と感激した。
久保田良和教育長は「中学校の廃校校舎、跡地の活用はなかなか難しいが、今回はすべての条件が整って活用が実現できた。トイレや黒板の高さなど小学生に合わせる工事が必要だったが、子どもたちが新校舎で存分に勉強、運動している姿を見て、安心した」と話した。、
式典では6年生の田川満帆、野田夏乃子、西茉南花さんの3人が壇上に上がり「明るい教室、みんな一緒に入れる玄関、広くゆったりとした図書館。この校舎で新しい伝説を創っていかなければならない」と抱負を語り、校舎移転に尽力した来賓、卒業生、保護者、地域住民らに感謝の言葉を贈った。

 

関連記事

  1. 自治基本条例素案を答申。地域コミュニティづくりに効力、今年度中に…
  2. 外務省・笹原直記さんが副市長として地方創生を担当 9月1日着任
  3. 初夏の壱岐路を疾走 サイクルフェスに615人
  4. 壱岐勢が大活躍。県中学総合体育大会陸上競技
  5. 1500の願い奉納。八坂神社にキャンドル。
  6. 壱岐高男子バレーボールで3回戦進出 県高校春季大会
  7. 遊漁者の魚突き「やす」の規定明記 トラブル増で県漁業調整規則一部…
  8. 益川は予選敗退 北九州高校総体陸上

おすすめ記事

  1. 山内さん、松本さんが当選 5人立候補の市議補選
  2. 篠原さんが激戦制し初当選 出口さんに1074票差 壱岐市長選挙 投票率72・64%
  3. 離島留学生ら7人 入市式で歓迎受ける

歴史・自然

PAGE TOP