文化・芸術

60年の歴史に幕 壱岐「島の科学」研究会が解散

壱岐島の向上発展に資することを目的に、自然、人文、社会に関する調査研究を行ってきた「壱岐『島の科学』研究会」(山内正志会長、会員17人)が3月31日に解散した。昭和39年4月に発足し、動物や植物、史跡などを科学的に調査し、その結果を研究誌「島の科学」として年1回発行。販売するほか市内小中学校、高校に寄贈してきた。最終号となった創刊60周年記念号(今年3月発行)までに、研究者は延べ716人、掲載された論文等は572編に上った。平成20年から会長を務めている4代目の山内さん(85)は解散について「確かに寂しい思いはしている」としながらも、「一支国博物館ができて講座が開かれたり、他の団体が活動するなどしており、研究会として初期の目標は一定達成することができた」と充実感をにじませた。

関連記事

  1. 県中国語コンテストで最優秀 鶴我悠菜さん(壱岐高3年)
  2. 弥生人の生活伝える石製品 原の辻ガイダンスで企画展
  3. 観客「物語の中にいるよう」 壱岐大大神楽 5年ぶりに夏の公演
  4. しまの自然情報誌100号に 壱岐自然塾が毎月無料で発行 学校にも…
  5. 練習の成果披露 壱岐商高ウィンターコンサート
  6. 宮中献穀へ「播種祭」 今年は郷ノ浦町で栽培
  7. 約7時間の奉納 壱岐大大神楽奉納
  8. 田中海凪さん(石田中2年)に内閣総理大臣表彰 障害者週間のポスタ…

おすすめ記事

  1. 過去最多の7期生29人が卒業 こころ医療福祉専門学校壱岐校
  2. 学校薬剤師、本田さん講演など 第72回市学校保健研究協議大会
  3. 年々改善も約29%が漏水 水道管漏水箇所は年百か所以上

歴史・自然

PAGE TOP