郷ノ浦祇園山笠(同振興会主催)の山笠巡行が7月28日、郷ノ浦市街地一帯であった。
朝、塞神社前で開いた出発式で神事に続いて総裁の篠原一生市長が「商売繁盛、五穀豊穣、叶大漁、家内安全、無病息災の五つの願いが込められた287年の歴史、文化を持つ貴重な祭り。この伝統をしっかりと引継ぎ、287年の中で一番盛り上がったと言われるよう皆で盛り上げていきたい」と挨拶した。
その後、塞流、新道流、本町流、下山流の4流と盈科小と郷ノ浦中の子ども山笠が市街地を巡行。郷ノ浦郵便局前の海岸通りなどでは舁き山もあり、担ぎ手は夏本番の日差しの下、沿道からの力水を受けながら勇壮に山を担ぎ上げ、山同士を合わせて押し合った。
佐賀里の石段登りでは、本町通りから警察署前までの石段69段を順に登り、階段脇に集まった観光客らが写真を撮るなど見入っていた。