第97回選抜高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)の出場校を決める選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、21世紀枠に県立壱岐高校(桑原鉄次校長、414人=男子203人、女子211人)が初選出された。壱岐高校は県立猶興館壱岐分校として1909年開校し、48年から現校名。野球部は76年に創部。開校115年目、創部48年目で、甲子園は春・夏通じて初出場となる。同校コモンホールでインターネットテレビ中継の選考結果発表を見守っていた選手たちは、発表直後にガッツポーズをし、肩を抱き合い喜びを爆発させた。同ホールに詰め掛けていた保護者、教職員、野球部OBなど関係者の中には涙を流す人もいた。市民には発表直後、防災無線で甲子園出場決定が伝えられた。大会には21世紀枠の2校を含め32校が出場、組み合わせ抽選は3月7日に行われる。