文化・芸術

県中国語コンテストで最優秀 鶴我悠菜さん(壱岐高3年)

「将来は中国語を使った仕事に」
第45回県中国語コンクール(県日中親善協議会主催)が1月26日、長崎市、長崎歴史文化博物館ホールであり、初級(一般の部)に出場した壱岐高校東アジア歴史・中国語コースで中国語を専攻する鶴我悠菜(はるな)さん(3年)が最優秀賞を受賞した。
同コンクールは、1979年の長崎‐上海間定期航空路開設を記念して、「長崎県中国語弁論大会」として80年から始まって以降、毎年開催されている伝統ある大会。本県在住、または出身者で両親のいずれかが中国語を母国語としていない人などの出場条件がある。
初級(一般)の部は、中国語を学習して2年以上で、中国語圏への1年以上の留学経験がない人が参加でき、今年は大学生や社会人ら9人が出場。課題文の朗読と中国語による質疑応答で行われ、発音の正確さやイントネーション、表現力、質疑応答への正確さが審査された。
質疑応答で鶴我さんは、「学校で中国の映画を観ることはあるか」と質問され、観るか否かの返答以上に会話を発展させ、高い評価を得たという。
同校には中国語講師の戴雲龍(タイ・ウンリュウ)さんが勤務しており、マンツーマンで指導を受けられるほか、休み時間も戴講師と会話ができ、日常的に〝本場〟の中国語に触れられる環境がある。鶴我さんはすでに中国語の日常会話ができるまで会話スキルを磨いており、コンクールでもその経験が生きた。
鶴我さんは福岡からの離島留学生で、しま親のもとで暮らしている。卒業後は大学に進み中国語を専攻して更なるステップアップを目指す。その先の夢は北京に留学して大学で学位を取得すること。「空港や貿易など中国語を使って働きたい」と意気込む。
鶴我さんは「(中国語コースでは)見る世界や価値観が変わる。学力だけでなく、しま親と生活する中で色々な気づきや人とのコミュニケーション力も身に付いた。中国語は日本語と同じ漢字だから挑戦しやすく、やった分だけ身に付く。もっと多くの人にこのコースで学んでほしい」と話した。

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