第14回市長旗中学生軟式野球大会(市軟式野球連盟主催)が22、23日に芦辺・ふれあい広場などで行われ、市内4チーム、島外県内6チーム、県外2チームの計12チームが出場。トーナメントで競った。
勝本は1回戦で山澄(佐世保市)に11‐0、2回戦で厳原(対馬市)に8‐0と圧勝。準決勝は芦辺と地元対決になったが、1点ビハインドの7回裏に小畑優人(1年)の2点タイムリーで逆転サヨナラ勝ち。決勝に進出した。
雞知(対馬市)との対戦となった決勝は引き締まった投手戦となった。勝本先発の小松紘隼(2年)、鶏知先発の山田の両投手の好投とバックの堅実な守備で、4回までは互いに無得点。
勝本は5回裏、先頭の小畑優が中前打で出塁すると、横山楓(2年)がきっちりと送りバントを成功。小松が左前打で1死一三塁のチャンスに、岩本瑞生(2年)のサードゴロの間に三塁走者・小畑優がホームイン。貴重な1点を先制した。
小松は6、7回を三者凡退に抑え、7回を5安打無四球で完封した。小松は「コントロールには自信があったので、ストライク先行でリズム良く投げることができた。バックの守備に助けられた」と再三の好プレーを見せたセカンドの吉田圭吾(2年)、サードの横山、捕手の小畑優らに感謝した。
長山博夢キャプテンは「1、2回戦で序盤から得点を重ねられたこと、準決勝の逆転サヨナラ勝ちで勢いに乗れた。これまで集中力が続かないで敗れたこともあったが、きょうはみんなで声を掛け合って、最後まで集中できた。地元の大きな大会で優勝できてホッとしている」と話した。
【成績】▽1回戦 川棚(東彼杵郡)7‐2石田、竹友会ドラゴンズ(飯塚市)3‐2郷ノ浦、勝本11‐0山澄(佐世保市)、芦辺3‐1崎辺(佐世保市)▽2回戦 広田(佐世保市)5‐3川棚、雞知(対馬市)3‐0竹友会、勝本8‐0厳原(対馬市)、芦辺1‐0田川ベースボールクラブ(田川郡)
▽準決勝
広田0000000-0
雞知000010X-1
芦辺1000000-1
勝本0000002X-2
▽決勝
雞知0000000-0
勝本000010X-1
完封勝ちした勝本・小松投手
先制ホームで「セーフ」ポーズの小畑優