県神社庁壱岐支部(榊原伸支部長)は20日、石田町筒城仲触の白沙八幡神社氏子、安永利幸さん(55)の田圃で献穀田お田植え祭を開き、約130人が参加した。耕作長は安永大樹さんが務めた。
同支部によるお田植え祭は平成2年から始まり、今年で30回目。神事には田長、耕作長をはじめ、筒城小学校児童30人が務めた早乙女・田男、白川博一市長、山本啓介県議らが参列して、1年間の豊作を祈願。注連縄(しめなわ)に囲まれた献穀田で菅笠、茜たすきに身を包んだ早乙女、田男が、古式に則りコシヒカリの早苗を植え付けた。
田長の安永さんは「海に近く風が強い場所なので、無事に収穫を迎えられることを祈っている。大きな台風に直撃されないか気が気でないが、目を離さずに立派に育て上げたい」と意気込みを語った。